第41回日本体外循環技術医学会

近畿地方会大会

ご挨拶

第41回日本体外循環技術医学会近畿地方会大会

大会長 前田 将良

(医療法人徳洲会 宇治徳洲会病院)

 この度、第41回日本体外循環技術医学会近畿地方会大会を2023年6月3日(土)〜4日(日)の日程で、みやこめっせにおいて開催させていただきます。この栄えある本学会地方会大会の大会長を務めさせていただくことはとても光栄であり、皆様に心より厚く御礼申し上げます。この大会が開かれる時期は新型コロナウイルス感染症対策が相当進み、従前のような学会が開催できることを期待し、オンサイト(現地)企画を多く取り入れたハイブリッド方式とさせていただく予定です。

 大会テーマは「不易流行〜変わる時代に変わらぬ使命〜」としました。この言葉は「いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しく変化を重ねるものを取り入れていくこと」という意味だと理解しています。一見相反する意味を唱えているように考えがちですが、体外循環技術の技術継承・革新していくうえで、非常に大切な考え方だと思っております。感染症の流行により時代は変わり学術集会もWEB開催が当たり前になりました。WEB開催は時間に縛られない、移動が要らないなどのメリットがございます。一方、オンサイトの意義は学会場での直接議論から得られる知識や他施設の経験談、激励の言葉などを得ることのできる数少ない機会であると思います。WEBでは得られない出会いとコミュニティの場であり、こうした機会から体外循環技術の技術継承・革新がされていくのではないでしょうか。このような場を設けることが主催側の使命であると考えています。

 最後になりますが、新型コロナウイルス感染に対する医療体制が逼迫するこのような状況で、日々目の前の患者を救うために奮闘しておられる皆様に敬意を表します。2023年はコロナ禍を乗り越え、皆様にオンサイトの良さを再認識していただく機会になることを切に願っています。

 大会実行委員、運営委員一同、皆様のご参加・演題応募を心待ちに致しております。